CX-80とクルーズコントロール 〜 自動運転との狭間

CX-80、何度も書いているとおり大変楽しい車です。
操作に対する車の反応が素直で、かつ路面からの細かい凹凸などの情報はいい感じにフィルタして伝えてくれます。だから運転しやすいし、車からの揺れも不快に感じることは少ないです。

先日車で帰省する際、1500キロ超の距離を高速で走ったのですがその際はクルーズコントロールを積極的に使用してみました。
クルーズコントロールには不満はないのですが、運転の楽しい車と自動運転とは同時に成り立つのだろうか、と考えさせられました。

クルーズコントロールの性能は必要十分

クルーズコントロールは指定した速度を維持するだけではなく、前の車が設定速度より遅いときは自動的に速度を落として前の車に追従してくれます。

さらにハンドル操作もアシストしてくれることもできるので、走行車線をのんびり走るのは大変楽になっております。たまに分岐で脇道の方に入っていこうとすることがありましたが、まあ概ね問題はありませんでした。
路面のでこぼこは避けてくれないので、路面状況によっては自分でハンドル操作を行うのがよいです。
また、加減速、車間距離の調整は、前車のさらに先方の状況による判断はできないので、その辺りはまだ人間の方が上ですね。(´∀`*)

自動運転というにはまだ足りないのでしょうが、サポートとしては必要十分だと思いました。

自動運転とCX-80の相性はどうなんだろう?

クルーズコントロールにそのものについては問題ないのですが、クルーズコントロールを使っているとCX-80が楽しい車であることの大きな要素である車からのインフォメーションの豊かさが逆に「気になる乗り心地」として顔を出し始めます。

安楽な姿勢をとってヘッドレストに頭をつけると運転しているときには気が付かなかった細かな振動が頭を揺さぶり始め、路面の凹凸が車の落ち着きのなさとなって伝わってきます。

車の楽しさと乗り心地というのはある程度トレードオフの関係にあるということを改めて認識されられます。
さらにクルーズコントロールでは自分が普段行っているハンドル操作による(場合によっては車線をまたぐこともある)路面の凹凸を避ける処理や、アクセル操作による揺れの低減処理がないことも乗り心地の悪さにつながっている部分もあるものだと考えます。

これを真面目に対応しようとすると、

  • 車の反応をダルにして解決
  • 車の制御を綿密にして解決

のどちらかで解決を図るのでしょうが、後者はかなり大変でしょうから自動運転に主眼を置いた開発となると、前者で解決しようとするのが一般的になるのだろうという気はします。自動運転が一般的になったとき、運転して楽しいかというのはどうでもよくなりますし。。
そう考えると、現在のCX-60/80やロードスターというのは存在自体が希有なものだと言ってよいのかもしれませんね。

というわけで運転を楽しむ紳士淑女の皆様は今のうちにこれらの車を買って需要があることを示して参るのが良いと思います。

|ω・`)<そしてKPCは必要ないとみんなでマツダに伝えましょう!
あ、でもクルーズコントロール自体は高速でカーブの少ない退屈な区域で非常に有益でしたし、いいものだと思います。
そして、中国道や東北道のワインディング区間はとても楽しかったです。やっぱり良いクルマですよ、CX-80。

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